「目指せ10連泊!キャンプ仙人は誰だキャンペーン」当選者インタビュー
「目指せ10連泊!キャンプ仙人は誰だキャンペーン」と題された本企画は、キャンパーの冒険心を応援したい気持ちで行われました。
今回キャンペーンに応募いただいた中から2024年3月1日in ~ 10月10日outまでになっぷ予約で6連泊以上をされた方から1名を抽選で選ばせていただきましたが、今回はNO.1連泊賞を獲得したK.Nさんにインタビューをしました。皆さんの感想もお待ちしています!
孤高の旅人、島で見つけた人の温かさ
20代のK.Nさんは、都会の喧騒を離れ、三宅島で28連泊のソロキャンプに挑戦しました。その体験を通じて、キャンプの本質的な魅力を再発見した彼のインタビューをお届けします。
(写真説明)28連泊した三宅島大久保浜キャンプ場
三宅島のパン屋を営んている方からもらったパンと、洗濯物
キャンプ場に備え付けられているダイニングテーブルでの1枚
スタッフ:キャンプを始めたきっかけを教えてください
K.Nさん: 19歳の時に旅費を節約するために始めました。今年で20歳なので、キャンプ歴はまだ1年です。
スタッフ:1ヶ月もの長期キャンプを決意した理由は?
K.Nさん: ロードムービーを見て、「一度も"帰る場所"から1ヶ月も離れたことがない」と気づいたんです。都会生活にも疲れていたので、「1ヶ月間液晶を見ない」を目標に、携帯も時計も置いて島に向かいました。
スタッフ: 都会は疲れますよね、、三宅島のキャンプ場を選んだ理由はなぜですか?
K.Nさん: 島でのキャンプがしたかったんです。でも、1ヶ月の連続滞在を許可してくれるキャンプ場が少なくて。三宅島のキャンプ場は設備も整っていて、テントを開けると目の前に海が見える。それが魅力的でした。
スタッフ:最高のロケーションですね。 1ヶ月間、どのように過ごされましたか?
K.Nさん: 携帯の代わりに大量の本を持っていったので、読書三昧でした。でも後半は、島民の方々にお世話になって、家にお邪魔したり、家事を手伝ったり。結果的に忙しい1ヶ月になりましたね(笑)。
スタッフ:島民の方は温かい!長期滞在中の 印象に残るエピソードはありますか?
K.Nさん: たくさんありますよ。朝起きるとテントの前におにぎりが置いてあったり、50歳ほど年の離れた方と意気投合して友達になったり。「1人で1ヶ月間キャンプをしている」と話したら心配されて、家に招待されて家族の一員のように接していただいたり...。人の温かさに気づかせてもらう旅になりました。
(写真説明)たまたま同年代の旅行者がキャンプ場に来ました。
一緒に料理をしたり、話をして過ごしました。彼らの
連絡先すら知らないので、またいつか出会えたら…と願っています
スタッフ:K.Nさんが思うキャンプの魅力を教えてください
K.Nさん: 以前は単にコストが抑えられるからと思っていました。でも今回のキャンプで、知り合ったばかりの仲間と朝日を見ながらコーヒーを飲んだり、夜遅くまで焚き火を囲んで話をしたり。そういうキャンプでしかできない体験が、何よりの魅力だと気づきました。
(写真説明)島民の方に畑の玉ねぎとインゲンをいただきました。
ホイルに包んで丸焼きです。商店で肉も買ってBBQをしました。
スタッフ:K.Nさんのおすすめのギアは?
K.Nさん: 意外かもしれませんが、蝋燭です。便利なキャンプ用ライトもいいですが、手頃な石を燭台にして蝋燭の灯りを頼りに料理をしたり、本を読んだりするのも一つの楽しみ方だと思います。
スタッフ:渋いです!印象的な写真はありますか?
K.Nさん: テントの写真があります。その前に石が置いてあるんですが、これは散歩中に出会った島民の小さな女の子が、私のテントを見つけて綺麗な石を集めて置いてくれたものなんです(笑)。
スタッフ:面白いハプニングはありましたか?
K.Nさん: スニーカーで島に来てしまって、サンダルが欲しくてたまらなくなったんです。海沿いを歩いてサンダル探しをしたんですが、なぜか左用しか見つからなくて。結局、右足にも履けそうな左用を着用しました。今でも家のベランダに出る時はそのサンダルです(笑)。
スタッフ:今後の目標は?
K.Nさん: 死ぬまでにはアラスカで一人旅をしたいです。「荒野へ!Into the Wild!」ですね。
スタッフ:最後に、同じキャンパーさんへメッセージをお願いします。
K.Nさん: どこかで出会ったら、ぜひ火を囲んでいろんな話をしましょう。今回のキャンプで何度もコーヒーをご馳走になってしまったので、今度は私からコーヒーをご馳走します。
K.Nさん(20代)
キャンプスタイル:ソロ
最後に一言お願いします!
またいつかこんな旅が…贅沢を言えば生活とこんな旅が地続きになって、一つになって、旅をするように生きられたらなぁ〜。そんな生活がしたい、と思わせてくれたキャンプに感謝!