かぶとの森テラス CAMP &LOCAL FITNESS リポート
無料の高速道路との異名を持つ名阪国道の亀山市の西の端、もうすぐ忍者の里である伊賀市との至近の地、中在家インターで降りて製材所の横を抜けて、左側に川を見ながら2分走れば、直ぐに到着というアクセス抜群のキャンプ場です。
左側に管理棟と入り口があって、車で入れます。カートをお持ちで車乗り入れ禁止のサイト利用の方には、道路右側の山裾に駐車場が完備しています。なお、車禁止のサイト利用でも私の過去の利用時、最寄りの位置まで荷下ろしの為に車乗り入れの便宜を図ってくれました。
サイトの多くは、管理棟から橋を渡った対岸にあります。林間、芝生、草地のフリーサイトと選り取りみどりです。
現在は設置が有るのか?ですが、過去には林間サイトに宙に浮いた?テントが張られて居て、子供たちが入って喜んで居ました。
このキャンプ場は大きく二度の変化が有りました(私の記憶上)。当初は、ここは隣接の川(一級河川鈴鹿川の支流です)を石組みで仕切って各区画にニジマスを放流してお客に釣らせる「名阪国際マス釣り場」として運営されて居ました。私なんぞは青年時代に何度も通って大量に釣って良い思いをしたものです(笑)。
その後、何十年も経って、鈴鹿川の流末は伊勢湾ですので、海は手入れされた山が作ると言う理念から、海と山の関わりのイベント?的な子供向けの催しを河口付近の白子漁協とのタイアップで、良い森が良い海を作るという事を見学や実践を通じて、小学生の子供たちを集めて何年も開催して居たものです。
私もその頃には小学生の孫が居たので、同行して山林の大切さを学んだものです。イベントの中で大木の輪切りを巨大なノコギリで伐らせて貰ったり、当時はまだ行って居た川のマス釣り場で顔より大きいニジマスを釣った際の孫の喜ぶ顔が忘れられません。
1. 宿泊キャンプ編
さて、変化は久し振りに訪ねた時、川を仕切る石組みが取り払われて居ました。?と思って勝手に見学させて貰うと、そこは完全にキャンプ場に変化して居ました!(第1期キャンプ場)。
ここは実は私は利用した経験が浅いのですが、まあ端的に言うと「普通のキャンプ場」でした。旧来のマス釣り場利用の際と道の配置も変わらず、主に林間を活かした自然豊かと言うか、山林しかウリの無い様な普通以上でも以下でもないキャンプ場でした。
最後が、いよいよ現状のキャンプ場として変化したのが第2期キャンプ場です(確か2018年かなぁ?)。この変化には正直ビックリしました!!
だって、入場して直ぐの管理棟に入ると1階部分が受付なのですが、単にレセプション目的を担うのではなく、飾りつけや、調度品が「アウトドア!」って感じに豹変して居ました!レンタル品も多かったですし、スタッフも凄く若返って、かつスマートで親切、前がそうでは無かったと言う意味ではないですが、全体的にソフィスティケートされた感じでした。
それに現在は終了したようですが、あのmont-bellのフレンドショップとなって居ました。
加えて、レンタル品と種類の豊富さや、小規模ながら売店も揃って忘れ物の補填さえ期待出来ます。正直この変化にはビックリしました!
こうした歴史を経て、現状に繋がって居るキャンプ場ですが、最後の変化時に加太の森テラスに改名されました。どうやら経営母体が変った事による変化なのだなと推測しました(施設サイドには未確認)。当時は林間に張る「空中テント」が有って、子供たちが体験入室して楽しんで居ました。(スタッフに聞いたら現在は設置が無いそうです。残念!)
私の利用歴ですが、第1期の時に複数回のソロキャンプ(山地の車禁止)とテラスになってからは、幼児である孫二人を連れて総計6人でフリーサイトで利用しましたし、今回のデイキャンプ利用です。先の家族フリーサイトでは、他のキャンパーも数組いらして、中にはLED イルミネーションを点けて、シャボン玉機で遊んだり、サイト前のアウトドア感溢れる飾り付けに感心させられました。しかも撤収の際に見ていると大量のキャンプ道具をセダンである旧マークXに詰め込んで帰って行かれました。
私共のサイトでは車二台に分けて大量の荷物をサイトに運び込みデカイタープを息子と張って、その下にリビングダイニング?を設えてテーブル2台にチェア6脚で、途中から落ちて来た雨にも平気でした。
フリーサイトは少し丈が伸びた草地の平原で結構広かったですが、荷下ろしで入る車のタイヤ跡がどうしても出来るので、皆さんのサイトは林際であったり、川辺(高台)に集中して居ました(現在は区画された駐車場になってます)。
アクティビティですが、鈴鹿川支流の川が直ぐですので、子供さんの水遊びに好適です。私の孫達も持参のビニールボートや水鉄砲で存分に楽しんで居ましたよ。監視してる私ゃ苦痛でしたが(笑)
これも現在では、地域全体を使った健康志向のローカルフィットネスと銘打ったメニューを多く提供したり、加太米作り等も幅広く提供して居ます。
ところでシャワーは当然ありますが(要予約)、お風呂はないです。でもモーマンタイ。先述の駐車場からちょいとした山坂道を10分程走ると伊賀の地ですが、ここに天然温泉の「さるびの温泉」が有ります。近いですから是非ご利用くださいね。
2. デイキャンプ編
雨が数日続いた翌日のピーカンに晴れた日に、昨年キャンプに行けなかった後輩と伊賀市の直前の「加太の森テラス」と言う比較的新しいキャンプ場にデイキャンプに行って来ました!なっぷからの予約では「林間」で予約したのですが、行ってみると車乗り入れ可の当日限りのデイキャンプサイトが取って貰ってありました。
更に付け加えると、ボーッとしているとゴールデンウィークが来てキャンパーが増えて混雑するのを避ける為(時期)でもありました(笑)。
先述の様になっぷで予約すると1日1組限定デイキャンプサイトが取れました!
ここは鈴鹿川支流の清らかな流れの真横に車横付けで、デイキャンプなのでタープ(屋根)だけ張って、食事目的で行きました。
途中の亀山のスーパーマーケットでステーキ肉を探すとオージービーフですが、ほぼ同じ重量のハーフポンドのステーキ肉が有り、円安で輸入牛肉が高くなって居るご時世にリーズナブルだったのでソッコーで買い、他にはハーブウィンナーと野菜サラダと冷凍のミックスベジタブル、それに主食?の焼きそばの大パック、そして飲み物は脂肪を落とす緑茶の2リッターボトルを買い、後輩提供の大型クーラーに氷と入れて向かいました。
タープで日陰を作り、そこにテーブルと椅子を置いて、外に焚き火台を組んで、持参の薪(材木の端材でした)を燃やし、次に木炭を入れて炎が安定して来たら厚い鉄板を置いて熱くなったら予め各自で好みのスパイス等で味付けした250gのステーキ肉を焼いて食べたのですがまぁ、旨いことと言ったら!!ほうばる度に肉汁が口中に広がりピンク岩塩の味がとてもマッチして本当に美味しかったし、柔らかいステーキでした!両名「旨い、旨い!」と言いながら完食し、更にステーキの油が貯まった鉄板に、冷凍のミックスベジタブルを全量ぶちまけて、少々の岩塩で味付けして暫し炒めて付け合わせにしたらこちらも絶品で残らず食しました。
更に食べてる途中アクシデントが!!突風が吹いてタープが後輩の側に吹き飛んだのでして、さっと立ってタープやポールをどかして、無しで食べよう!となりました(笑)。後は各自で選んだ野菜サラダ(ドレッシング付き)をワンカップずつ、ここまで食べたらステーキと一緒に焼こうと買ったハーブウィンナーや焼きそば大容器は食べきれず持ち帰って、後輩の家で精算と共に一個ずつ分けました。
珍しく彼の口から「人が仕事している中で、まるで天国だなあ!」と普段言わない様な感想が出て、「2月毎にやりましょうか」とも(笑)。
そんな事で大成功でした!費用は一人当たり3千円弱でした。楽しかったですよ。
主食を食べなくても、夕食までお腹がいっぱいで空きませんでした!
施設は全部綺麗にメンテナンスされて居て気持ちよいですよ。
○ 最後に
施設 芝生、フリーサイト、電源有り無し、車乗り入れ有り無し、林間、コテージと数多くのサイトやメニューが揃って居ますし、先述の森を大切にすると言うコンセプトを色濃く訴えて居るエコロジー志向の素敵なキャンプ場です。皆さん是非ご利用になってくださいね!大満足でした。By ゲンゴロウス